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昭和14/1939
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作詞 真木一葉
作曲 佐々木俊一

風は揺すぶる雨は洩る
仮寝の哨舎にポタポタと
濡れた軍服乾せもせず
父さん坊やの真似をして
テルテル坊主ぶら下げた

可愛い坊やが七つ頃
早足前の日暮れ方
垣根に下げたこの坊主
浮かぶ坊やの笑い顔
テルテル坊主も笑っている

明日は戦い戦友も
笑って眺めた紙人形
も一つこさえてぶら下げた
テルテル坊主テル坊主
明日天気にしておくれ
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作詞 竹田鴻
作曲 細川潤一

高原遠く沈む陽に
日の丸の旗ヒラヒラと
並木の風に靡かせて
角兵衛馬車は今帰る

一人息子を国の為
召されて峠越えた日の
あの感激をそのままに
思い出させる日の丸よ

戦地の我が子思う時
老いたる馭者の気も勇み
自慢話に咲く花を
聞いて微笑む旅の客

我が子の手柄楽しみに
夕陽を浴びて戻り行く
日の丸馬車に赤々と
明日の天気の茜雲
作詞 松村又一
作曲 守木八郎

門出の朝の母上の
勝って来いよのあの声を
砲煙万里火と燃える
広野の果てに今もなお
思うは一人我のみか

戦い過ぎし夜の陣
一人歩哨の銃執りて
野末に沈む月見れば
瞼に浮かぶ故郷の
優しき母のあの笑顔

ああ塹壕の仮枕
夢も通うか故郷に
かたえに眠る戦友が
微かに細く「母さん」と
洩らせし声が忘られぬ
作詞 西條八十
作曲 奥山貞吉

甘く優しい新婚の
夢よさよなら愛しの君を
戦に送る峠道
月よ輝けこの門出

今宵別れの黒髪に
霜が降る降る可愛い妻よ
峠の花を思い出に
僕は戦地で花と咲く

たとえ短い縁でも
私ゃ花妻日本の妻よ
笑顔で送る我が姿
映せ名誉の日本刀

行くも送るも国の為
愛は永久海原越える
未来は楽し大陸の
空で手を組む夫婦星
作詞 佐藤惣之助
作曲 上原げんと

弾丸がバリバリ飛んで来る
民家の壁のその中で
思い出しては書く手紙
故郷の弟よ兄さんの
燃ゆる心が分かるだろ

弾丸にゃ慣れたが傷付いて
済まぬ済まぬと戦友が
熱い涙で別れ行く
光る目付きのいじらしさ
俺も腹から泣いて来た

道は泥田で弾丸の中
重い背嚢は雨に濡れ
何のこれしき頑張れと
怒鳴る拍子にまた滑り
何里来たやら進むやら

撃って進んで堂々と
今日も勝ったぞまだ死なぬ
生きてこうして書く便り
後で父さん母さんに
読んで聞かせてあげてくれ
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