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昭和14/1939
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作詞 西條八十
作曲 古関祐而

日本桜の枝伸びて
花は亜細亜に乱れ咲く
意気で咲け桜花
揚る凱歌の朝ぼらけ

天下無敵の荒鷲の
姿頼もし花の空
意気で咲け桜花
君も御空の航空兵

明日は初陣軍刀を
月に翳せば散る桜
意気で咲け桜花
俺も散ろうぞ華やかに

慰問袋の真心に
咲いた銃後の花の色
意気で咲け桜花
日本男児の血を沸かす

咲いた桜が男なら
慕う胡蝶は妻じゃもの
意気で咲け桜花
挙国一致の八重一重
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作詞 佐々木信綱
作曲 瀬戸口藤吉

旭日光輝赫奕と
四海を照らす軍艦旗
見よ我が日本帝国の
威力の表徴皇艦の表徴

皇国の光と朝夕に
畏み仰ぐ軍艦旗
我が国力の発展の
先駆と進む尊き使命

戦雲天に漲りて
檣頭高くひらめけば
全軍力戦奮闘し
身命捧ぐ御旗の下に

大戦役に幾そ度
国威を四方に輝かし
狂瀾怒涛鎮めつつ
事変にいや加わる光

東亜の天の黎明に
御旗翳せる艨艟は
無言の威圧厳として
前途守れり大海原に

明治の御代の制定に
千秋薫る菊の花
十六条の御光は
万歳までも輝よう光
作詞 西條八十
作曲 古関祐而

赤い襟章剣さげた
可愛い歩兵さんは芥子の花
ちらり見上げる立ち姿
チョイト 
粋な騎兵さんは百合の花

青い月夜に濡れて立つ
夜の歩哨さんは月見草
咲いて絡まる雲の峰
チョイト
若い航空兵は藤の花

波に映した晴れ姿
オツな水兵さんは花菖蒲
咲いた荒野の鬼薊
チョイト
敵の恐がる戦車隊

朝が来る来る大陸に
咲いて嬉しい花尽くし
散るも開くも国の為
チョイト
皆心は桜花
作詞 佐藤惣之助
作曲 奧山貞吉

東天高く澄み渡り
光も匂う新世紀
興亜の意気ぞ高らかに
民族我等日満支
締盟強く起たんかな
起たんかな

文化は挙る海国に
緑は登る大陸に
進取の鋭気とうとうと
産業資源打ち拓く
希望の鐘ぞ今響く
今響く

富嶽に桜映る時
迎へて楽し友我等
溢るる歓呼日の丸よ
聖戦国の春を見よ
春を見よ

雲こそ響け日は新た
溌剌起ちて我等皆
世界に臨むこの時代
協和の力永久に
亜細亜の覇業遂げんかな
遂げんかな
作詞 海野啓一
作曲 江口夜詩

空は青空春風だ
見ろよ舳先の波までも
今日はひとしお跳ねるじゃないか
そうだ艦隊入港だもの
ホームスピード気も躍る

町は春風旗の波
坊や御覧よあれあそこ
遠い煙が見えているでしょう
そうよお船の姿が見える
今日は父様お帰りよ

入港用意だボート出せ
見ろよ草木の色までも
今日はひとしお青いじゃないか
そうさ俺等の上陸だもの
見ろよ瞬く街の灯を

長い間の留守でした
坊や一人で遊んだね
父様御褒美どんなのでしょか
坊やこんなに大人になって
きっと父様ビックリよ

父様お顔が真黒ね
あっははは坊やも気が付いた
ほんとに御苦労なすったでしょう
そうだお聞きよ航海話
一家揃って笑い声
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