日中戦争3
昭和14/1939
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2024/11/23 (Sat)
蘭花の夢
作詞 門田ゆたか
作曲 阿部武雄
蘭の花咲くあの頃よ
皆昔の夢だけど
なぜか今でも忘られぬ
濡れた瞳に浮かぶのは
山の彼方の白い雲
恋し故郷アア
蘭の花散るその頃にゃ
別れ別れに北南
どこでどうしているかしら
涙流して名を呼べば
風に高梁鳴るばかり
愛しメイメイアア
蘭の花なら春毎に
咲いて楽しい日もあろが
乙女心のやるせなさ
沈む夕陽に影さえも
長い胡弓のすすり泣き
鳴くな夜鳥アア
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2007/12/12 (Wed)
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霧の夜の町
作詞 内田つとむ
作曲 島田逸平
霧が降る街を一人帰る夜は
なぜか侘しい乙女の心
繻子の小靴に踏む足さえも
いつかほろりと乱れがち
窓に流れるギターの調べに
金の耳輪が仄かに揺れる
濡れた睫に憧れ秘めて
夢を見るよな黒い瞳よ
誰が捨てたか赤い薔薇の花
濡れて萎れて涙の花か
呼んでいるよなあの窓の灯に
更けてハルピン霧が降る
2007/12/12 (Wed)
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大陸の町
作詞 宇野美樹
作曲 長津義司
紅い夕陽に熱砂を浴びて
駒は嘶く国境
鈴も途切れに行くキャラバンの
後姿が目に沁みる
可愛いクーニャン胡弓を抱いて
どこへ行くやら町外れ
渡り鳥より一足先に
来たぞ台地に秋が来た
夜の円居は海山越えて
故郷の噂に花が咲く
意気を鼓舞して盃酌めば
月も微笑む高梁酒
2007/12/12 (Wed)
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你来々
作詞 門田ゆたか
作曲 杉山長谷夫
狭霧に滲んで街に紅い灯が点れば
心に浮かぶは忘あっれぬクーニャンの瞳よ
你来々你来々蘭の花香る窓に
你来々你来々今日も訪れを待つよ
指折り数えりゃ青い星影は九つ
馬車は七度並木路に鈴の音を消したよ
你来々你来々頬にゃ数知れぬ涙
你来々你来々一人待ち侘びている
朧霞んだ月にすすり泣く胡弓の
調べも哀しく風に寄せて
你来々你来々黄金の耳飾り付けて
你来々你来々夢に見て待っているよ
2007/12/12 (Wed)
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守備兵日記
作詞 南條歌美
作曲 山下五朗
紅い夕陽に照らされて
広野を北に何百里
最前線に銃を執る
任務は重し警備兵
蒙古颪が何であろ
皇国に捧ぐこの体
胸には滾る愛国の
至誠に燃ゆるこの血潮
強き覚悟の眉を上げ
歩哨に立てば目も遥か
国境線の朝風に
靡くは君が日章旗
ここぞ男の死に所
戦闘帽は血に染もと
平和の光差すまでは
一歩も退かぬ大和魂
2007/12/12 (Wed)
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