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昭和14/1939
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作詞 中山正男
作曲 古関祐而

道は遥かに南京へ
行く手を急ぐつわものの
胸に刻んで忘られぬ
あの日戦死の中隊長
父と頼んだ岸大尉
恨みは残る催家宅

欅の下に亡骸を
収めて進む中隊に
御霊はなおも留まりて
さあ征け征けの号令が
耳に聞こえる目に見える
中隊長の戦闘帽

クリーク越えて野を過ぎて
目指す南京敵の首都
導く御霊続く部下
一番乗りを我が手にと
鉄の結びに血の誓い
疲れも傷も何のその

遂に迫りし光華門
敵の備えの門堅く
火花も青き鉄条網
雨と注げる鉄砲下
肉弾続く肉弾に
残れる戦友は幾たりぞ

負いて怯まぬ敵勢に
弾薬尽きて石を投ぐ
城門死守の夜は明けて
世紀の朝の日章旗
一番乗りの岸隊の
誉れと共にはためきぬ
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